2011年1月19日

「セイゴオ流目次読書法ワークショップ」に行ってきた。

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日付が変わってしまいましたが、丸善丸の内本店4Fにある松丸本舗の企画、セイゴオ流目次読書法ワークショップに参加してきました。

セイゴオ、とはかの松岡正剛氏でありますが、講師はご本人ではなくブックショップエディターの中澤健矢さん。
しかしながらセイゴオイズムがしっかりと受け継がれたワークショップであり、新しい気づきを与えてくれる充実した場になりました。

以下ワークショップの流れをなぞりながら書いていきます。

①本を選ぶ
制限時間はなんと3分。スタッフの方々の力を借りながら、あの松丸本舗の本棚からある程度章立てのあるものを選ぶというシビアな内容。
まず一冊を選んだのですが、目次がそぐわず見事に却下...。
制限時間をちょっとオーバーして、スッと目に入ったこの本をチョイス。
中澤さんからは「今の皆さんの感情、コンディションで選んでみてください」とのことなので、何となく文庫サイズで学問めいたものを、というのが頭にあったのであまり普段は読まなさそうな難しめなチョイスになりました。

物質と記憶 (ちくま学芸文庫)
アンリ ベルクソン、Henri Bergson、合田 正人、 松本 力
¥ 1,365


見るからに難しそう。

②中を開く前に外観をみる
本を選んだらじゃあ目次から...と行きたいところですが、その前に「外観を見て、触れてみましょう」と中澤さん。
表紙、背表紙、帯、手触り、匂い、カバーを外した外観などなど...。
著者だけでなく、その本を作り上げた他の人々達の思いが詰まった本そのものを感じると言うこと。
これだけでもこれから読む本の印象や思い入れが変わってくるような感じがしました。

③目次を読む
そしていよいよ本を開きます。まずは目次のみ。自分なりのキーワードを見つけながら、目次全体に目を通す。
一度本を閉じる。「目次憶えてますか?」そういわれると憶えてない。もう一回開いてちょこっと目次をまた見る。
イマージュ、実在論と観念論、想起と運動。このあたりが自分なりのキーワードか。

④読む
ここは時間がなかったので第1章を3分、その他全部を1分、という感じで、パラパラと読む。
なんとなく見えてきたキーワードを手がかりにホントにパラパラと。決して速読ではないのだけれど、文章を読み込むことはせずに速読以上にパラパラめくっていく。
でも本文を読む前にこれだけの準備をしておくとこのパラパラだけでもなんとなく全体像がつかめるような感触があります。
中澤さんはこれを「アタリをつける」と表現されていました。カラーバス効果と言い換えてもいいのでしょうか。

中澤さんがおっしゃっていたので印象に残ったのが、
「どんなに難しい本でも自分の身近なもの・出来事や体験と結びつけていったらいい」
ということ。

確かに難しい本であればあるほど、自分と本との間に距離を置いてしまう意識があったような気がします。難しい本と対決する」というよりは「難しい本をいかに手なずけるか、自分のテリトリーに引き寄せるか」という感覚で。
ドラクエでいうとラスボスに対峙するってよりは、モンスターに肉をあげて手なずけて仲間にしちゃう、みたいな感じ。

⑤シェアする
最後は二人一組になってお互いの本を紹介してみるというコーナーに。
誰かに話す、アウトプットするイコール要約しようとするということで、正直本の内容までは話せませんでしたが、持ち時間2分の間に自分からの紹介だけではなく、紹介する相手との間でなんとなく対話が生まれてくるのが不思議な感じでした。

↓これはペアになった女性が選んだ本、凄く読みたくなってしまいました。読みたい本リストに即刻追加!


誰かに紹介、という意味では書評をブログに載っけるっていうのも同じ。今年から書評エントリーは書いていこうと思っているので、書きながらアウトプット力を磨いていきたいです。

参加料は無料ですが、松丸本舗内の本を一冊購入という条件付きです。
(ワークショップで選んだ本でなくても大丈夫でした)

私は一度却下されたこの本を購入。

異本論 (ちくま文庫)
外山 滋比古
¥ 609


このワークショップ、結構頻繁に企画されているようです。今月も来週月曜日1/24 19:30~の一回分が残っていますので、ご興味のある方は是非!
今後のスケジュールは以下サイトで確認できます。


あとがき
今回のワークショップで制限時間の少なさにせっつかれて思わず手に取ったベルクソン。
卒論では専攻の教育学とはちょっと畑違いの「笑い」というテーマを取扱い、その参考文献としてベルクソンの「笑い」を読んだことを思い出しました。
せっかくだからもう一回読んでみようかなあ。なんて。



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